昼食はシュテファン寺院をめざす。
シュテファン寺院は1365年に初めてオーストリア大公を名乗ったルドルフ4世がゴシック様式に改修した寺院。ウィーンのどこからも見えるというシンボル的な存在。地下のカタコンベにはハプスブルク家に代々の内蔵が安置されているといいます。中には入りませんでした。
時代はさかのぼってエジプトのピラミッドのミイラは死者の(その当時出来うる)防腐処理を行い(といっても強度の乾燥が重要か)、復活したときのために身体の保存をしたといいますが、技術的に臓器の保存は無理だったのであろうと思います。ではここの心臓の保存はどうやっているのでしょうか?アルコール固定が容易だったと思いますが、ちょっと調べたらこれは1780年頃に開発と言われます。ではロシアに眠っているとされるレーニンとかの時代になればホルマリン固定が可能であったと思いますが。現在ではホルマリンを代表とする固定法がありますが、(もうだいぶ前に病理検査学を学びましたが、今はほとんど忘れました。)それとこれら大聖堂・寺院・教会の区別もよくわかりませんが、こうしたことにも興味が尽きません。
この王室御用達のトルテはザッハーとデーメルのご本家争いが有名だとか。この2軒のカフェのうち最初のザッハーが経営困難に陥ってデーメルに協力を求めて見返りにザッハートルテを作ることが認められたが、ザッハー側はデーメルに「オリジナル」の表示を禁止する裁判を起こしたが、1962年に両店とも販売可とされたという。
レストランを後にして自由に歩けるということで、早速娘と本家本元?のザッハーかデーメルのカフェを探した。運良く近くにあったのがデーメル。
店内はところ狭しとテーブルが並べられ、着席するまで少々待たされたが、オーダーは英語でなんとかクリア。ヨーロッパの旧いカフェの雰囲気を満喫できました。(さすがに店内の写真はやめときました)
帰りにはやっぱり値がはっても木箱入のトルテをお土産に・・と購入。大きいサイズが日持ちが良いといいますが、サイズがいろいろとあり山盛りになっていました。
その後は娘と自然史博物館を見学。
マリアテレジア広場を挟んで一方が美術史博物館があり、広場はクリスマスマーケットの準備まっ最中という感じ。マリアテレジア像は修復工事中でシートが被せられていましたが、私たちは自然史博物館のほうに入館しました。
日本の博物館は近代化が流行っていてディスプレーもネット環境を整えてITが盛りだくさんになってかえってうんざりしますが、ここはある意味昔の王族が収集してきた主に地質関係(鉱物や化石など)の陳列で(€10)でした。マリアテレジアの夫フランツ1世のコレクションといいますが、それにしてもティラノサウルス一匹の化石も個人コレクションですから・・・。
いくつもの部屋というか宮殿のセクションに分けられていて、そのコレクション数はもの凄い数です。美術史博物館にも行きたかったのですが、とても見る時間なんてありませんでした。でも日本とは違って閉館は午後6時半であることを後に知りましたが。
集合はお土産屋さんので日本語対応してくれるWALTZというお店で、いろいろと見て回ってきたことからモーツァルトやシシィに由来するようなものとか購入。もう、かなり重量オーバーになりそうなのでヒヤヒヤものでしたが、なんとか最悪の場合は服を捨てていくという手段をとるつもり(前回のポーランド、フィンランドの時は結構捨ててきた)で、娘と買い物に頭を悩ませて時間いっぱい店内をあちこちと回りました。
さて、夜は音楽の都ウィーンでの宮殿でのディナー&オーケストラコンサートです。
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